麻酔科

昼食も食べ終わり、通信教育を再開していると、

 

コンコン、「〇〇さーん」

 

「麻酔科のの診察があるので、準備してください、〇〇さん、一昨日行った麻酔科の行き方わかりますか?」

 

「ちょっと自信ありません…、病院が広すぎて迷路みたいなんで……」

 

「そうですか…、ちょっと付き添える人を探してきますね」

 

大の大人が付添い…、少し恥ずかしいですが、ちょっとしたショッピングモールより大きい病院です。地図を渡してくれたらたどり着けますが、とくに標識もありません。

 

コンコン、「〇〇さん、麻酔科まで付添いますね」年配のおそらく看護助手さん?らしい人が付添いで来てくれました。

 

「行き方だけで大丈夫です。帰りは何とか自分で帰るんで、すみません」

 

麻酔科に着くと、3人ほどすでに待合室にいました。

少し待って「〇〇さーん、お入りください」

 

「〇〇さん、生年月日とお名前フルネームでお願いします」

 

「〇〇年〇月〇日、〇〇です」

 

「術後の調子はいかがですか?」

 

「昨日は麻酔酔いでしんどかったですが、今は大丈夫です」

 

特に何てことない診察を終えて病棟へ。

 

病棟へ戻るときに、色々な患者さんとすれ違いました。

ベッドで運ばれる人。車椅子を押されてる人を。点滴をしながら歩いている人。

この病院で1番健康な患者って私だよなぁ、と思いながら、患者さん人間観察をしながら病室へ戻りました。