お別れ
病棟から出て、病院のロビーへ。
少し早かったですが、すでにコーディネーターさんが待っていてくれました。
「〇〇さんお疲れ様でした。お体どうですか?」
「手術後は麻酔酔いがひどかったてすが、それ以外は大丈夫です。腰は少し鈍痛があるくらいですね」
「ほんとにお疲れ様でした」
「手術するまでは長かったですが、終わってしまえばあっという間ですね。」
「手続きしてきますんで、少しお待ち下さいね」
そう言うと、会計に行かれました。
外の空気を吸うのは3日ぶり。
嬉しいような寂しいような………。
「お待たせしました。これで終わりになります。3ヶ月後に今回の骨髄採取についてのアンケートが届きますので、また良ければ返信お願いします。あと、献血は半年後から再開できますので。お子さんに、お父さんは凄い人助けしたんだよって言ってくださいね!玄関までお送りしますね」
「色々お世話になりました!また機会があれば、ぜい採取お願いしたいです。」
病院の玄関で別れると、私が見えなくなるまでずっと見送って下さいました。
これでコーディネーターさんともお別れ。
再検査など事件もありましたが、色んな調整をしてくださってホントに、頼りになりました。
コーディネーターさん無しにドナーの骨髄採取はできないです。ほんとにありがとうございました。
駅までゆっくり歩きましたが、周りの人の歩く速さが、いつもより早く感じました。