9.コーディネート終了2
コーディネーターさんからコーディネート終了を告げられ、どうしようもない気持ちになった私。
私より適合したドナーさんがいたのか?
私の日々の行動がいけなかったのか?
誰かを救えると思って、それが単なる自分の自己満足になっていたのか?
患者さんの気持ちを本当に考えていなかったのか?
そもそも骨髄移植の事を、真剣に考えていたのか?
色んな事を考えました。
ドナー候補に選ばれたということは、苦しんでいる患者さんがいるわけで、本当はドナーに選ばれないほうがいいのかもしれません。ただ、白血病など、骨髄液を必要とする病気にかかる人は、毎年一定数います。
骨髄移植以外に治療法が確立されればいいのですが、それもまだまだ先の話。
ドナーに選ばれること=苦しんでいる患者さんがいる=ドナーになったことを喜んではいけない。と私は考えるようになりました。
ドナーになったことを重く受け止め、粛々とその時に備える。
苦しんでいる患者さんの為に。
今回はドナーに選ばれませんでしたが、次選ばれる事があれば、今までの気持ちを改め、もっと病気や骨髄移植の事を知り、正式なドナーに選ばれるよう待とうと思います。