13.妻に伝える
ドナーに決定した時、ちょうど隣りにいた妻。
「ドナーに決定したみたい!」
少しテンション高めの私。
「そっかー」喜びもせず冷静な妻。
助産師である妻。
骨髄バンクの存在は知っていましたが、骨髄移植についてはあまり知らなかったみたいで、
1度目の適合通知が来た際に、色々と調べてくれました。
病院の後輩にも骨髄バンクのドナーになった人がいたようで、その後輩にも色々と聞いてくれていました。
手術後は数日腰が痛かった事や、その人が入院までに読んだ本など。
妻としては応援したい気持ちもあるが、体のことを考えると単純応援もできないと。
医療従事者としてドナーになることを単純に尊敬すると。
立場や職業が違えばこんなに色んな考えががあるんですね。
妻として、家族として、友達として、医療従事者として、患者として。
色んな人の思いを背負ってドナーにならなければならないのだと。