いざ病棟へ

駅で嫁さんと待ち合わせをして、以前から嫁さんが行きたがっていたラーメン屋へ。

 

骨髄移植のリスクはゼロではないので、嫁さんと二人で食べるランチが、これが最後じゃないよなぁ〜、と縁起でもないことが少し頭をよぎりましたが、嫁さんはそんなことを微塵も感じさせず、構えておられました。

 

駅で別れる時も、

「まぁ、頑張ってきて!病院食の写真送ってや」

 

このへんは助産師、今まで数々の生命の修羅場を見てきただけあります。

私より全然胆力があります。

(もう少し心配してくれてもいいのでは…)

 

 

コーディネーターさんとの待ち合わせ時間までは、少し時間があったので、ドラッグストアでスポーツドリンクとお菓子を少々買って時間を潰しました。

 

時間になり、病院でコーディネーターさんと合流し、入院手続きへ。

 

「本当は病室までお送りしたいんですけど、このコロナ禍で、それもできないので、ここで失礼いたします。病院で何かご不満がありましたら、いつでも電話下さいね。」

 

「ありがとうございます。また退院のときよろしくお願いします。」

 

コーディネーターさんと別れ、一人で病棟へ。

血液内科があるのは○階。

 

エレベーターは何人か乗り合わせていましたが、○階で降りたのは私だけ。

コロナ禍もあり、面会不可なので、フリースペースにも人がおらずガランとしていました。

 

ピンポ~ン

 

「今日入院する〇〇です。」

 

続く…