一人部屋

インターホンを鳴らして少し待っていると、看護師さんがドアを開けてくれました。

 

「〇〇さんですね。こちらへどうぞ。」

 

「はい。よろしくおねがいします」

 

ナースステーションを横切って病室へ。

他の患者さんがウロウロしているわけでもなく、すれ違うのは看護師さんだけ。

皆さん病室で戦っているんだな、と思いながら一番奥の部屋に案内されました。

 

〇〇市を見渡せるトイレ付きの個室てした。

 

「うわぁ、広い…」

 

普段泊まるビジネスホテルより広い個室。

患者さん、〇〇大学病院、ありがとうございます。

 

部屋から外を眺めていると、貯血でお世話になった担当医師が来られました。

 

「〇〇さん、いよいよ明日ですね!早速ですが、こちらの同意書にサインお願いします」

 

今回の骨髄採取で何枚同意書にサインしたかわかりませんが、この日も色んな書類にサイン、サイン、サイン。

 

そして先生直々による採血。

「これで手術までの採血は終わりになります」

 

今日までに何回採血されたのかな?

月1ペースで献血には行くんで、針を刺されるのは何てことないんですが。

結果に問題なければ、明日はとうとう骨髄採取。

 

と行きたかったのですが、採取前日のイベントはまだまだ続きます。